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「性同一性障害」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

GID学会に行ってきました [プチお知らせ/日々の小ネタ]

去る2015年3月21日(土)~22日(日)に大阪府立大学を会場に開催された、GID学会第17回研究大会に参加してきました。
(大会自体は2日間の開催でしたが、ワタクシ佐倉智美は諸般の都合により1日目しか行けず(T_T))

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今までは、元々が「GID学会」は医療系色が濃いところという印象もあり、日頃から「社会学的に見れば[性同一性障害]は存在しない」などと嘯いているワタシとしては敷居が高いというか場違いかもしれない感じがしていたところ、今回は会場が近場で、また大阪府立大学の東優子さんが大会会長を務められるいうこともあって社会的アプローチの側面が前面に打ち出されており、ちょっと覗いてみる気になったのですが、いゃ、なかなか有意義でした。

基調講演のひとつが「トランスジェンダーの脱病理化と人権」と題され、大会テーマも「トランスジェンダーの健康と権利(Transgender Health and Rights)」。

以前に岡山での小児保健協会のシンポジウムに登壇した際も私は「性同一性障害の『障害』を、本人に内在する病理とするのではなく、本人のありのままありようと周囲の社会に存する相互行為規範が起こしているコンフリクトだと捉える視点も重要」のように訴えたのですが、今般のGID学会では、同趣旨のことが参加者に共有された形です。

大会参加の行きがかりで学会にも入会する運びとなったのですが、こういう流れなら、マジ来年は個人報告か何かしてもいいかもしれません。


参考:当日前後のツイッターにて》

こんな服が着たい、こんなふうになった自分が好き。そんな自己実現の願いであるだけなのに、それが性別の境界線を越えてしまうというだけで、そのことが本人に内在する病理にされてしまうというのは、そういう要請が社会的に構成されているからであり、本来的には当然に不当なわけで…

だから2012年に岡山で話したとおり、トランスジェンダーに対する医療アプローチと社会アプローチはクルマの両輪だなと、あらためて思った


当日は天候もまずまずで、大勢の関係者が知見を深めることができたことと見受けられます。

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§メイン会場のUホール白鷺

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§ホール入口。受付なう


夜の懇親会も、医療系、社会系、GID当事者・支援者など、さまざまな立ち位置の人が一堂に会することができ意義深かったでしょう。

また、併催されたトランス交流会なども盛会。
若いトランスジェンダー諸氏のエンパワーの場にもなったのではないでしょうか。


大学教職員向け人権研修講師 [出演・講演講師など]

2015年3月某日、
大阪国際大学にて教職員向け人権研修会の講師をいたしました。
会場は守口キャンパス。


性的少数者〔セクシュアルマイノリティ〕とともに生きているということ
 ~LGBT学生にかかわる人権課題~


小中高の教職員研修は児童生徒への適切なケアが不可欠という観点から重要ですが、大学では学生が主体的にカミングアウトして行動するケースも多くなるでしょうから、そうしたこともふまえた心構えが大事ですね。

皆さん熱心に聞いていただき、予定時間をこえて質疑応答も活発になされました。

ただワタシとしては大学の先生方を前に大学の教室で話をすると、どことなく「学会発表」感があって地味に緊張しました(^^ゞ