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「LGBT」「性同一性障害」など性的少数者の人権、セクシュアリティの多様性、クィア論、男女共同参画などや、そうした観点に引きつけてのコミュニケーション論、メディア論など、ご要望に合わせて対応いたします。※これまでの実績などは当ブログ内にまとめてあります

GID学会で個人報告します [出演・イベントなど]

来たる2016年3月19日(土)~20日(日)に東京は日本教育会館を会場にGID学会の第18回研究大会が開催されます。

 →大会の詳細は公式サイトでご確認ください
http://gid18.kenkyuukai.jp/special/?id=20644


私・佐倉智美としては、昨年度の大阪府立大学を会場に開催された第17回大会にも参加したのですが、今般の第18回大会では一般演題にて個人報告をいたします。

報告タイトルは

『身体違和は一枚岩ではない』

割当時間は2日めの午後。
13:30~14:45の一般演題7「当事者・支援団体」枠(8階の第2会場にて)でのトリを務める形になるようです。

内容は、現在鋭意執筆中(でもなかなか進んでない;)の『性別適合手術の社会学(仮題)』第2章あたりに載録予定の「身体的性別違和とは何なのだろう」の梗概を先行的に報告するものとなります。
(学会報告タイトルにダジャレを入れる必要があったのか!? …というツッコミはナシで(^^;))

◎報告要旨
一般には「性同一性障害なのだから心の性別と一致していない身体に対して違和感があるのは当然だ」と認識されることも少なくない。だが「身体的性別違和」とされるものについても、いくつかの要素が複雑に絡みあって個々のトランスジェンダーの訴えを構成しているものと考えることは有用だ。
参与観察データとして筆者自身がホルモンを開始した際の記録を補助線とした場合、「身体的性別違和」についても
[1:パスを阻害する身体特徴への嫌悪感]
[2:社会的な意味づけとの齟齬がもたらす不快感]
[3:性的ファンタジーと適合しない不満足]
 …の3要素は大きい。もちろん純粋に本人が内発的に自身の身体に違和感を持っている要素もありうるが、上記の3点は、いずれも社会との関係性の中で発生しており、本来は社会が変わることで解決していくべきものだという認識も、GIDにかかわる関係者は共有しておくべきものではないだろうか。

◇◇

(2016/03/24)
予定どおり報告をおこなってまいりました。
大会全体としても、多くの報告を聴けて、いろんな人に会えて有意義だった面は大きいです。

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§会場となる日本教育会館のメインエントランス

 BL160220_302-2room2.jpg
§一般演題7がおこなわれる8階の第2会場


◇◇

(2017/05/21)
学会誌 Vol.9(2017年3月に札幌医科大学にて開催された第19回研究大会に参加した会員には、その場で配布されたもの)に採録の第18回研究大会抄録集の中に、本報告の要旨も寄稿のうえ、掲載されています。

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◇◇